ルーレットの基本ルール

「ルーレット」というとカジノに詳しくない方でもご存知の方は多いのではないでしょうか?
くるりと回されたホイールにディーラーが玉を投げ入れ入った数字に賭けていれば「勝ち」という単純明快なゲームですが
実は色々な賭け方が存在し、知れば知る程、奥が深いゲームなんです。

ルーレットの種類

大別して2種類のルーレットがあり、現在では「アメリカンルーレット」が主流となっていますが、カジノによっては「ヨーロピアンルーレット」を採用しているカジノもあるので順に説明していきます。

アメリカンルーレット

【画像】

アメリカンルーレットでは1~36までの数字に「0」「00」を追加した全38種類で構成されたルーレットになっています。

数字は連続した数字が対角線に来るように設計されています。

ヨーロピアンルーレット

ヨーロピアンルーレットでは1~36までの数字に「0」を追加した全37種類で構成されたルーレットになっています。

数字に規則性はなくランダムに配置されているのが特徴です。

アメリカン・ヨーロピアンのゲーム上での違い

表面上の違いは上記でも説明した通り

アメリカンルーレットヨーロピアンルーレット
「0」「00」がある「0」のみ
連続した数字が対角線上にある数字に規則性はない

それでは、ゲームをプレイする上での違いをみていきましょう。

アメリカンルーレット

勝率(期待値)ハウスエッジ(控除率)
94,74%5,26%

これは一回あたりのあなたのベット額の94,74%が返ってきて5,26%はカジノ側のハウスエッジになっているという事です。

言葉では分かりづらいので計算式にしてみます。

あなたが「10」に「1ドル」ベットすると仮定します。

「10」が出る確率は1/38(1~36の数字+「0」「00」)となります。
「10」以外が出る確率は37/38(「10」を除く35の数字+「0」「00」)となります。

当たった場合、ベット額の1ドルと配当の35ドルを合わせた「36ドル」が返ってきます。

負けた場合、ベット額の1ドルを失います。

これを計算式にすると、、、

1/38(10が出る確率)×35(配当)+37/38(10以外が出る確率)×-1(配当)=-0.05263となり

カジノ側のハウスエッジが約5.26%という事が分かります。

つまりどういう事かというと、毎ゲーム5.26%はカジノの利益になるように設定されているという事です。
もちろんカジノもボランティアで営業している訳ではないので、これを受け入れた上でできるだけハウスエッジ(控除率)の少ない賭け方をするかゲームを選ぶという事が賢明だといえます。

ヨーロピアンルーレット

勝率(期待値)ハウスエッジ(控除率)
97,30%2,70%

ロジックはアメリカンルーレットと同じですが、ヨーロピアンルーレットの方が勝率が高く、控除率が低い事にお気づきかと思います。

では、なぜそうなるのかを計算式でご説明します。

1/37(確率)×35(配当)+36/37(確率)×-1(配当)=-0.0270となり

カジノ側のハウスエッジは約2.7%となります。

カジノがアメリカンルーレットを採用する理由がよく分かりますよね。
何度もいいますが、ハウスエッジ(控除率)が低い方がプレイヤーに有利という事になります。

ルーレットの掛け方と配当

ルーレットの掛け方には大別して「インサイドベット」と「アウトサイドベット」の2種類があり
インサイドベットの方が配当が高いという特徴があります。
それではルーレットの掛け方と配当について解説していきます。

※アメリカンルーレット、1ドルベット想定

インサイドベット~ストレートアップ

0~36の数字いずれか1点に賭ける事を意味します。
当たる確率がかなり低い為、高配当が付きます。

※図では「17」に1点賭けしているので、もし17がくれば「勝ち」という事になります。

賭け方配当
ストレートアップ36倍(35:1)

インサイドベット~スプリットベット

数字を跨ぐライン上にチップを置き、いずれかの数字2点に賭ける事を意味します。
こちらも当たる確率が低い為、高配当が付きます。

※図では「14」と「17」の2点に賭けているので14or17がくれば「勝ち」という事になります。

賭け方配当
スプリットベット18倍(17:1)

インサイドベット~ストリートベット

数字列の一番下のラインにチップを置き、1列(3つの数字)に賭ける事を意味します。

※図では「16」「17」「18」の3点に賭けているので16or17or18がくれば「勝ち」という事になります。

賭け方配当
ストリートベット12倍(11:1)

インサイドベット~コーナーベット

4つの数字がクロスした真ん中にチップを置き、いずれかの数字4点に賭ける事を意味します。

※図では「16」「17」「19」「20」の4点に賭けているので16or17or19or20がくれば「勝ち」という事になります。

賭け方配当
コーナーベット9倍(8:1)

インサイドベット~ダブルストリートベット

数字列の一番下の2列中央にチップを置き、2列(6つの数字)に賭ける事を意味します。

※図では「16~21」の数字6点に賭けているので16~21がくれば「勝ち」という事になります。

賭け方配当
ダブルストリートベット6倍(5:1)

インサイドベット~ファイブナンバーベット

「0」と「1」が交わる一番下チップを置き、「0」「00」「1」「2」「3」の合計5つの数字に賭ける事を意味します。

賭け方配当
ファイブナンバーベット7倍(6:1)

アウトサイドベット~ダズンベット

「1st12」「2nd12」「3rd12」のいずれかにチップを置き、図のように「2nd12」にチップを置いた場合、13から24の数字に賭ける事を意味します。

賭け方配当
ダズンベット3倍(2:1)

アウトサイドベット~カラムベット

「2to1」のいずれかにチップ置き、横1列の数字に賭ける事を意味します。

賭け方配当
カラムベット3倍(2:1)

アウトサイドベット~レッド・ブラックベット

「赤」or「黒」のどちらかにチップを置き、「赤」に入るか「黒」に入るかに賭ける事を意味します。

賭け方配当
レッド・ブラックベット2倍(1:1)

アウトサイドベット~ハイローベット

「1-18」or「19-36」のどちらかにチップを置き、「ハイ」(19-36の数字)か「ロー」(1-18の数字)に入るかに賭けます。

賭け方配当
ハイローベット2倍(1:1)

アウトサイドベット~オッドイーブンベット

「EVEN」or「ODD」のどちらかにチップを置き、「EVEN」(偶数)か「ODD」(奇数)に入るかを賭けます。

賭け方配当
オッドイーブンベット2倍(1:1)

賭け方と配当まとめ

ストレートアップ36倍(35:1)
スプリットベット18倍(17:1)
ストリートベット12倍(11:1)
コーナーベット9倍(8:1)
ダブルストリートベット6倍(5:1)
ファイブナンバーベット7倍(6:1)
ダズンベット3倍(2:1)
カラムベット3倍(2:1)
レッド・ブラックベット2倍(1:1)
ハイローベット2倍(1:1)
オッドイーブンベット2倍(1:1)